幻の山陽電車延伸計画

2週間連続でブログの投稿をさぼって申し訳ない...

 

多忙なのとネタがないことを言い訳にブログをさぼっていましたが、山電の延伸計画図面を見に余部まで行ってきた(2か月ほど前にTwitterに投稿したアレです)のでそちらを記事にしようかなと(ほんとは先週行ったんですが記事にするのをさぼってました)

 

さて、写真はあるにはあるのですが何枚にも分かれていて、全体を映したものはなかったので、今回は軌道の高低を示した方の図面をどうぞ。

 

 

かなり詳細に書かれていることがわかります。もう1枚の駅や踏切の設置位置等を記した図面のほうも同様で、山陽電車としてもかなり本気で作ろうとしていたようです。

また、図面の中には車両基地のものもありました。土地勘がないので正確な大きさはイメージしづらいところもあるのですが、恐らく東二見と同レベルの車庫を余部に設置するつもりだったようです。地図を見た感じでは大塩付近に確保した土地のほうがよほど大きいのですが、大塩のほうが(多分)20年ほど後の計画であり、高度経済成長期も挟んでいるので本気度としては同じくらいだったんじゃないでしょうか。(どちらも実現しませんでしたが)なおこの余部の車庫、JRの網干総合車両所にも近いので、もし実現していれば何かしらの交流が生まれていたかもしれません。

また、今回の図面は平松から網干新駅、下余部、上余部と車両基地までが記された図面であり、ここから先の図面は残っていないようです。

簡単に地図を見ながら妄想すると、「山陽網干(新駅)」「下余部」「上余部」「揖保」「山陽竜野」「山陽相生」(双葉小学校付近と予測)「山陽那波」(西相生より若干北東よりと予測)「坂越」(赤穂鉄道の坂越に近い位置と予測)「砂子」「山陽赤穂」(赤穂鉄道播州赤穂駅付近と予測)といったルートをたどっていそうな気がします。余部より先は山に囲まれていて選べるルートが限られるので、大きく間違っているということはないはず...